「健康心理学とは、どんな学問?その1」でもご紹介したように、健康心理学は心理学でありながら、体のことも視野に入れて研究する学問です。そのため、健康心理学は様々な分野とも関連のある非常に学際的な学問分野なのです。
ふたたび、日本健康心理学会のWebサイトを見てみましょう。
”健康心理学は、心理的な基礎および臨床研究はいうまでもなく、関連領域である医療・看護・保健・公衆衛生・教育・体育・スポーツ・栄養・社会福祉・生命倫理など関連領域との協同研究を進めている。”
…このように言われても、「へ、へぇ~。いろんなところと関係があるんだね。でも、具体的にはどんなテーマを扱っているのか、イメージしづらいな」というように思われた方も多いでしょう。
そこで、今度は健康心理学会の広報誌である『ヘルスサイコロジスト』最新2015年7月号で取り上げられているテーマを見てみましょう。
健康心理学で扱われているのは、こんなテーマ
『ヘルス・サイコロジスト』7月号のテーマは、以下の通りです。
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リスク認知と防災教育
- 臓器移植と意思決定
- 不妊や育児に関する相談施設
- 大学生のうつ病予防
いかがでしょうか。2,は医療・看護分野と関連が深く、3,4,は心理士やカウンセラーの活動としてイメージしやすいかもしれません。健康心理学としての特徴は、1,4,の「防災教育」や「うつ病予防」のように、課題が発生する前からアプローチする、ということでしょう。
いずれにせよ、健康心理学が現代社会の社会的な課題に幅広く取り組んでいる事がわかると思います。
日本健康心理学会第 28 回 大会、もうすぐ開催!
さて、そんな健康心理学界最大のイベント、日本健康心理学会第 28 回 大会が、もうすぐ開催されます。
なんと、大学の学部生の当日参加費は、
学生証を提示すれば1,000円!
当日参加も受け付けていますので、
健康心理学に興味のある方は、是非ご参加ください。
大会テーマ:健康心理学によるエンパワメント
開催日:2015年9月5日(土)~9月6日(日)
開催場所:桜美林大学 町田キャンパス
〒194-0294 東京都町田市常盤町3758
アクセス:JR横浜線 淵野辺駅 北口から、
桜美林大学のスクールバスで約10分(無料)
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